歯並びを悪くする習慣って?|蒲田歯科・矯正歯科

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歯並びを悪くする習慣って?

投稿日:2026年10月14日

カテゴリ:スタッフブログ

歯並びは、顎の大きさや歯の大きさ、遺伝的な要素などによって決まる部分があります。一方で、成長期に日常生活の中で無意識に行っている「癖」や「習慣」が、歯や顎に継続的な力を加えることで、歯並びや噛み合わせに影響することもあります。

特に成長期の子どもは顎や歯が発育している途中だからこそ、舌・唇・頬などから加わる力だけでなく他の外力の影響をおおいに受けることになります。

今回は、歯並びに影響する癖や習慣について、またその理由や改善方法についてお話しようと思います。

歯並びは「遺伝」だけで決まらない

歯並びが悪くなる原因というと「親の顎の形が遺伝したから」といった遺伝的な要因をイメージする方も多いでしょう。もちろん、歯の大きさや顎の骨格などには遺伝が関係します。しかし、遺伝が影響する要因は意外と弱く、それだけですべての歯並びが決まるわけではありません。

むしろ、発育環境や習慣___たとえば顎の成長発育、呼吸環境、悪習癖など___などによって口の周囲にかかる力のバランスが変化すると、歯ならびに影響する場合があります。

つまり、歯並びを考える際には「生まれ持った骨格」を考えるよりは「普段どのように顎や口を使っているか」が重要なポイントになります。

 

歯並びに影響する代表的な癖や習慣

では、本題である歯並びに影響する癖や習慣について挙げていこうと思います。

 

1.指しゃぶり

乳幼児期の指しゃぶりは概ね問題になるものではありません。

しかし、年齢が上がって歯があちこち生えてきてもなお続いている場合、指を吸う力や前歯にかかる圧力によって、歯並びや噛み合わせに影響があらわれます。上の前歯が前方に傾いたり(唇側傾斜)、上下の前歯が噛み合わない「開咬」という噛み合わせになったりします。

指しゃぶりの頻度や強さ、継続期間や、歯が生えてくる時期の差などによって影響の程度は異なるため、年齢だけで一律に判断するのではなく、歯科医院で口の状態を確認してもらうことが大切です。

 

2.舌を前に出す癖

「舌突出癖」と呼ばれる、乳児期の飲み込み方が抜けずに残っているものです。飲み込むとき以外でも舌を歯に押し付けるようにする癖も、歯並びに影響します。

通常、舌は口の中では口蓋(上顎)に面でぴったりはりつくようにしていることが理想的とされています。しかし、舌が下顎側に落ち込んでいて普段から前歯を押していたり、飲み込む際に前歯の間へ入り込んだりする状態が続くと、歯に継続的な力が加わります。要は舌で歯を矯正してしまうわけです。

その結果、前歯が前方へ傾いて歯が飛び出ているようになったり、不正咬合である開咬の一因となったりします。

 

3.口呼吸

口呼吸が習慣化すると、口を開けた状態で過ごす時間が増えます。すると口の中に空気の通り道をつくるように舌を下げるようになります。さらに口唇が弛緩しますので、口唇や頬側(外側)から歯を押す力よりも、舌側(内側)から押し出す力が有意になり、歯の位置や向きに変化が生じていきます。

特に成長期では、こうした状態が長く続くことで、顎の発育や歯並びに影響する可能性があります。

ただし必要に応じて耳鼻咽喉科などと連携して口呼吸をしてしまう原因を究明することが大切です。

 

4.頬杖をつく

同じ側で頬杖をつき続けると、顎に偏った力が繰り返し加わることになります。短時間の頬杖ですぐに歯並びが変わるわけではありませんが、毎日のように長時間続けている場合、顎や歯にかかる力のバランスに影響する可能性があります。

成長期では特に顎の成長に影響を及ぼす習慣になりえます。

 

5.片側だけで噛む

そもそも片側で噛む原因として癖や習慣もあると思いますが、その癖や習慣の成因として虫歯、噛み合わせ、歯の痛み(知覚過敏)などが隠れている場合があります。

「癖だから」とそのままにするのではなく、まずは片側でしか噛めない原因を明らかにして、それらに対して適切な治療を受けることが大切です。

 

「歯並びを悪くする癖」は子どもだけの問題ではない!?

こうした習慣は、特に成長期の子どもで注目されますが、大人にも当てはまるものがあります。

たとえば、舌を前に押し出す癖や口呼吸、頬杖、片側だけで噛む習慣などは、大人になってからも口腔内の環境や噛み合わせに影響する可能性があります。

また、歯並びを整えた後に以前と同じ癖が続いていると、歯が元の位置へ戻ろうとする「後戻り」を増悪させてしまいます。矯正治療を受ける場合も、歯を動かすことだけでなく、必要に応じて口周囲にまつわる悪習癖の除去や舌の位置や使い方などを見直すことが重要です。

 

子どもの歯並びを悪くする癖はどう改善すればよい?

まずは子どもにどのような癖があるのかを知ることからはじめましょう。

無意識に行っている癖は、本人が気づいていないことも少なくありません。そのため、普段の姿勢や呼吸、食事の様子、寝ているときの口の状態などを家族が観察してみるのも一つの方法です。

口呼吸や舌の使い方に問題がある場合には、単に「癖をやめる」だけでは解決しません。その原因を明らかにして必要なら治療することが重要です。

 

まとめ

歯並びは、遺伝だけで決まるものではありません。発育環境に加えて指しゃぶり、舌を前に出す癖、口呼吸、頬杖、片側だけで噛む習慣、唇を噛む・吸う癖、爪を噛む習慣など、日常生活の中にあるさまざまな癖が、歯や顎にかかる力のバランスに影響する場合があります。

特に子どもの成長期では、口の周囲の筋肉や舌の使い方などが歯並びと関係することがあるため、気になる癖が長く続いている場合は、早めに歯科医院で相談してみるとよいでしょう。

一方で、癖があるからといって必ず歯並びが悪くなるわけではありません。大切なのは、癖だけを見るのではなく、歯並び・噛み合わせ・顎の成長・呼吸などを含めて総合的に確認し、必要に応じて治療を行うことです。

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